
快適な妊娠生活にマタニティビクス
お腹の大きな妊婦の方はちょっとした動きも大変ですが、妊婦だからといって動かずにいるのもいけないのです。マタニティビクスは妊婦専用のフィットネスで、出産を控える妊婦の体力作りに役立つと言いますが、その内容はどんなものなのでしょうか。ここでは、マタニティビスクの概要と効果、内容を紹介します。
マタニティビクスとは?
名前からも分かる通り、マタニティビスクは妊婦の為のエアロビクスです。元々、エアロビクスは多くの酸素を取り入れながら運動できる有酸素運動の代名詞です。これを妊婦用にアレンジし、負担をかけずにフィットネスをできるようにしたのがマタニティビスクなのです。体に酸素を多く取り入れる事は赤ちゃんにもとても良いですし、出産時や産後の体力作りにはマタニティビスクがもっとも有効なのです。母子ともに良い影響を与えるマタニティビスクは妊婦の間で、ストレス解消になる、増えがちな体重をコントロールできると人気なのです。
マタニティビクスの効果
マタニティビスクは正しく行うとさまざまな効果が期待できます。筋力や心肺機能のアップ、高血圧改善やむくみの解消など、妊娠中のさまざまな悩み解消をできるのです。そして骨盤や産道を開きやすくするので安産が期待できますし、産後の体力作りにも役立ちます。また、体重をコントロールしやすいので、妊娠中毒症を遠ざける効果もあります。スクールに通えば妊婦仲間を作る事ができますので、妊娠中の悩みを共有したり、楽しくおしゃべりする事でもストレス解消に繋がります。中には出産後もママ友として長く付き合っている人もいるようです。
どんな運動をする?
マタニティビスクは、行っている施設ごとに内容は変わりますが、一般的な流れとしては次のようなプログラムとなります。マタニティビスクを始める前は、看護師や助産師といった医療従事者資格を持つスタッフが、簡単なメディカルチェックを行い、赤ちゃんの心拍数などもチェックしてからウォーミングアップに入ります。軽いストレッチを10分ほど行ってから20分間はリズムに合わせて楽しみながら体力アップを目指し、上半身を大きく動かし母乳分泌の促進も目指していきます。この動きをエアロビックパートと言います。
その後の15分ほどはフロアエクササイズとしてマットを使い、出産に向けた筋力トレーニングをします。その後は徐々にクールダウンしながら腹式呼吸法に入っていきます。マットに寝そべり、鼻から大きく息を吸い、ゆっくり吐く腹式呼吸を10分間行い心拍数を平常に戻していきます。この時、体の緊張がどんどん解き放たれるイメージを持ちながら行うと、終了後はスッキリとした爽快感を得る事ができます。
心身ともにスッキリできるマタニティビスクは安産へ繋がりますし、何かと不安を感じやすい妊婦のストレス解消になる事は間違いありません。